インプラント
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implant インプラントを長持ちさせる
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、セラミック製の人工歯を取りつける治療法です。チタンには骨と強固に結合する性質があるため、天然歯とほぼ変わらない噛み心地が得られます。
しかし、従来のインプラントはかみ合わせによってかかる力と口腔内のバクテリアの影響を受けやすく、数年ほどで傷んで使えなくなることがほとんどでした。かみ合わせの力とバクテリアによるダメージをなくすためには、術前の高精度な解析と、それを再現するシステムが不可欠です。
sterilize 全ての器具機材を完全滅菌する
インプラントの手術を行う場合には、全ての器具機材を完全滅菌するのは当たり前の事です。当医院では、手術室の空気もマイクロバイオフィルターを使って無菌状態を実現しています。
インプラントの手術の場合、午前10時から午後16時迄は完全に患者様お一人だけの単独予約にしてます。その理由は、外来からの異物混入を防ぐために前日の晩からマイクロバイオフィルターを使った清浄な空気環境をつくるためです。インプラント手術のための空間は、南極よりも清浄な空気になります。
長期に渡る成功に導くためには、まずは適切な環境を調整していく必要があります。患者様のために徹底した環境をご用意することが非常に大切だと考えています。
microscope
マイクロスコープを使用した
インプラント治療
インプラントの手術時にはどうしても出血があるため、血液を洗い流しながら処置を行うのが普通です。出血量が多ければ、患者様にとってダメージとなるだけでなく、治癒までの期間も長引いてしまいます。
当院ではマイクロスコープ(歯科用電子顕微鏡)によって患部を数十倍に拡大して確認しながら手術を行うため、切開などを最小限に抑えることができます。その結果、出血の量は最小限に抑えられ、手術中に血液を洗い流す必要がありません。
また、患者様の痛みも少なく、通常のインプラント治療に比べて早く完治させることができます。患部を細部までしっかり確認しながら治療ができるため、インプラントと骨がきれいにくっつくというメリットもあります。
Environmental control
インプラント周囲の
環境コントロール
インプラントを長持ちさせる秘訣は、インプラント周囲の局所環境をコントロールすること。歯一本一本の役割やかみ合わせ時にかかる力の違い、より最適な角度までを計算したうえで治療を行うことで、歯周病菌が生息できない環境をつくり出します。
インプラント周囲に空気を流す
歯周病菌は嫌気性の細菌のため、酸素がない場所を求めて歯周ポケットの奥に入り込みます。当院では、歯周病菌が生息できない環境をつくり出すために、インプラント周囲に空気が流れるよう計算して埋入しています。
高精度な解析の結果を治療に反映するには、それに見合った高い技術力が必要です。いつまでも快適に使える歯を得るために、インプラントのことは当院にお任せください。
よくあるご質問
インプラント手術が不安です。血がたくさんでるのでしょうか?
血がたくさんでる状況というのは,炎症がある状況です。炎症がある状況では,インプラントはできません。必ず適正な前準備(歯石除去,不適合補綴物の除去,噛み合わせの適正化など)を行いますので出血多量になることはありません。
インプラントで気をつけることは何ですか?
インプラントは,所詮異物です。インプラント術後経過を決めるのは,患者様ご自身のメインテナンスが99%を占めるということです。日々の患者様ご自身の30分のブラッシングの励行をして頂きます。飲酒と喫煙は絶対的に避けて頂きたい。もしも患者様が禁煙,禁酒できなければ,インプラント処置は行いません。
医院で気をつけていることは何ですか?
手術環境を整えることです。目の前の手術環境をできる限り完全な清潔域に保つことです。空気も手術前夜からマイクロバイオフィルターを使って,空気中の塵や細菌を全て除去します。
一度に入れるインプラントの本数も最大3本までとしています。これ以上の本数は,骨に熱傷を起こしたり,冷却液の交換など感染リスクが高まり,トータルでは得られる益は少なくなります。